わかりづらいシリア

ウィキの「シリア内戦」のページを見ても長大でわかりづらかったので、整理してみました。

 

・シリアはその昔、オスマン帝国の支配下であり、戦時中はフランスが統治していた。石油が出る。面積は日本の半分くらい。

 

イスラエル・アメリカと仲が悪く、ロシア、イランと仲が良い。

 

・戦後、バース党による支配体制が敷かれており、内戦前はシーア派のアサド大統領が独裁していた。アサドは、1970年のクーデターによりバース党の実権を握り大統領となった父からの世襲である。

 

・2011年アラブの春がシリアにも波及した。反体制派がデモを開始。政権はこれに軍事力で対応。内戦状態となった。

 

・反体制派は当初烏合だったが、2012年に政府軍から分離した「自由シリア軍」を傘下に収める「シリア国民連合」が結成された。スンニ派主体である。

 

・政権崩壊間近まで迫ったが、2013年からロシアやイランに支援された政府軍が巻き返す展開に。

 

・そうこうしているうちに、2014年からISILが喧嘩に参入。一気に攻勢をしかけ、東部を支配下に置いた。従来の反体制派勢力は力を失っていった。(なお、アルカイダとISILは絶縁状態にある。)

 

・ISILと戦う米を初めとする有志連合が、イラク・シリアの空爆を開始。また、2015年秋よりシリアの要請を受け、ロシアがISILの空爆を開始。ロシアは反体制派に対しても空爆してる疑惑有り。

 

yuwassha!