アラブの春ってどうなったの?

4年ほど前にリビアやエジプトで民主化革命が起きていた。アラブの春といっていた。SNSが重要な役割を果たしたという。

その後あまりいい話を聞かない割にはニュース量が少ないので、シリア以外の政権打倒を果たした国々がどうなったのか簡単にネットで調べてみた。

 

チュニジア:革命発祥の地。ベンアリ大統領は亡命。イスラム政党を中心とする連立政権ができた。野党党首暗殺が起き一時暗雲がたちこめたが、2014年に新憲法&選挙による新大統領が誕生。民主化プロセスを完了した。国土の大半がレベル2。

 

エジプト:ムバラクを辞任に追い込む。モルシがイスラム的な政権を作るが、経済が回復せず、軍も愛想を尽かして、2013年にクーデターが勃発。モルシ派がデモやテロを起こし治安が悪化する。観光客も寄り付きませんわ。モルシは禁固20年orz。2014年に修正憲法&新大統領(元国防相。軍人出身)が誕生した。国土の大半がレベル2。

 

イエメン:サレハ大統領退陣。ハーディ暫定政権が復興に取り組んでいたが、2014年にシーア派の反政府組織が首都を制圧してしまった。ハーディさんと首相は辞任。アルカイダもやばい。全土レベル4!

 

リビアカダフィ大佐殺害。その後イスラム主義派と反イスラム主義派がそれぞれ別の都市で政府を樹立し、抗争開始。ISILも侵入。全土レベル4!

 

・・・どこが春か!

政権打倒まで至らなかった諸国では成果もあったらしいから一概にはいえないが、何ともこれは。