伊勢の事件雑感

この夏、三重県で高校3年生の男女による委託殺人があった。

 

当初は不良グループ間での色恋沙汰をめぐるいざこざ、という印象だったのだが、どうやら女子が親友の男子に殺害を依頼し、男子はかわいそうだからという理由で女子を近くの山で刺殺した、その後男子はラインで女子の画像を友人に送り、「俺も死にたい」といったことを述べた。で、友人10人と女子の保護者が駆けつけ事件発覚、という流れらしい。で、男子は精神鑑定となったと今日報道されていた。

うーむ。オーダーメイド殺人クラブの世界。

 

病む女、それを見守る男子。世界は私たちで閉じてます、みたいな。そういえば、私の同級生にもそういうつがいがいたような気がする。

だが、その場合、男子は自覚的のはずで、精神鑑定というのは疑問を覚える。頭のおかしい男子が女子を親友に持てるだろうか。

 

しかし三重県では去年も変な事件があったけど、逸脱する未成年を生み出す空気があるのか。あるいは過去の重大事件は、事件が多い大都会以外の都市にあっては、未成年の精神を侵食する作用をもつのだろうか。