アメリカ人と銃は。

最近毎月どころか毎週のようにアメリカでの銃乱射事件の報道がある。

そしてオバマ大統領は「これではいけない。起きてはいけないことが起きた」と遺憾の意を示すが、舌の根が乾かぬうちにまたすぐ起こっている。

年1万人が銃で死亡しているということで・・・。

 

ライフル協会というロビー団体が強烈で、資金を提供された政治家が逆らえない、という話のようだが、ライフル協会の「銃をもって身を守るんだ!」というまともとは思えない理屈(「いやいや、身を守らなければならないのって銃が野放しのせいやん。てか、乱射事件に市民が持ってる銃で対抗できたって話聞かないやん」)がまかり通ってしまうのは、建国の歴史とそれに伴う国民意識が全然違うからなんだろーなあ。さもなくばいくら資金力があってもいつまでも封殺できないだろう。

 

一方日本では銃で命を落とす人は年一桁。

これはもう、銃刀法が素晴らしい法律だったとしか言いようがない。ウィキによると明治から所持はがっちり規制されており、戦後は武装解除徹底のためのポツダム勅令を立法事実とする銃刀法でしっかり固められたとのこと。(刀狩以来の伝統もあったのかねえ)

 

どうなんだろう、米国人はそんなに銃が好きなら勝手にころしあってなさい!とは思わないけど、changeできたの?という印象が強いオバマが何とかするとも到底思えないな。